2024年8月17日〜18日、福岡県嘉麻市にある「カホアルペ」にて『にこスマキャンプ2024夏』を開催いたしました。「カホアルペ」での夏キャンプは昨年に引き続いて2度目でした。「カホアルペ」が少しずつ、『キャンプに来てくれるみんなと会える場所』になっているように感じた2日間でした。
キャンプ当日は、さすが8月中旬といった激しい暑さで、少し外に出るだけで汗ばむような気候でした。そんな中、わくわくしつつもこわばった表情で集まった子ども達でしたが、バスでのレクリエーションを通してすっかりと緊張もほぐれたようでした。
はじまりの会が終わって、最初の活動は自己紹介ゲームでした。自己紹介ゲームでは、“自己紹介ビンゴ”と“5W1H自己紹介“を行いました。みんな緊張した様子でしたが、初めて出会う友達とも久しぶりに会ったお友達とも笑顔で自己紹介ができていました。みんなの新しい一面や共通点を知ることができました。1日目のお昼ごはんは、子ども達が楽しみにしていたBBQ。コストコの皆様がお手伝いしてくださり、たくさんのお肉でお腹いっぱいに。みんな満足した顔でごちそうさまをしました。創作活動では、うちわ作りをしました。絵を描いたり、寄せ書きをもらったり、マスキングテープを使ったり、それぞれの想いが詰まったうちわが完成しました。そして創作活動の共同制作では、みんなの思いを乗せた花火を打ち上げました。2025年版のチャリティーカレンダーの表紙になります。一日目の最後は『にこスマ夏祭り』。みんなで浴衣や法被を着て、かき氷に射的にスーパーボールすくい、夏の風物詩を満喫しました。
早起き、ラジオ体操をして2日目がスタートしました。朝ご飯を食べた後はお話会です。子ども達は小児がん経験者の先輩インタビューを真剣に聞いていました。インタビューの後は、病気に限らず、今気になっていること、みんなに伝えたかったことを話し合いました。ここでだからこそ話せること、話したいことがありました。2日目のお昼は、地域の方々にお手伝いいただいて流しそうめんをしました。子どもたちも積極的に流すのを手伝ってくれ、みんなで話しながらゆっくりとしたお昼ご飯の時間を過ごすことができました。最後の活動はお楽しみ時間でした。キャンプを通して仲良くなった友達と思う存分に楽しむ時間です。ボールを使って遊んだり、ボードゲームをしたり、お菓子を食べたり、のびのびと過ごし時間ぎりぎりまで遊びつくしました。
今回のキャンプも非常に暑いなかで開催されました。しかし子どもたちは、大人を驚かせるほど元気いっぱいでした。そんな様子を思い出しながら改めて、にこスマキャンプが子ども達にとって、『仲間』に会える場所になっているのだなと実感します。今回のキャンプもきっと思い出になる時間になったのではないでしょうか。次回は『にこスマキャンプ2025春』ですね。また元気いっぱいなみんなに会えることを楽しみにしています。
運営スタッフ 坂口 達哉